3Dプリンター『ANYCUBIC PHOTON』を購入しました。
Form2を買おうと3Dプリンター貯金をしていたのですが、なかなか貯まらず「買えるのは来年か再来年かなぁ…」なんて思っていましたが、10万を切る価格帯でフィギュア原型としての使用に堪えられそうな3Dプリンターがあると知り即購入しました。
3Dプリンター貯金していてよかったぁ~
2ヶ月半ほど使用してみたので2回に分けて紹介しようと思います。
外側だけでなく内側にも緩衝材が入っていて輸送中の破損の心配は無さそうです。緩衝材を取り出すのが大変なくらいです。
緩衝材を取り出した状態。
アクリル板にも保護フィルムが貼ってあります。
私が購入した時はアクリルはオレンジ色になっていました。
初期のものは青だったそうです。
初期の青いものは出力素材のUVレジンを硬化させる波長の光が外から入るのを防げなかったからだそうですが、変更されたオレンジ色のものでも完璧には防げないようです。念の為UVレジンを入れた後はダンボールをかぶせて使っています。かっこ悪いのでいずれ扉付きの棚でも買って中に入れてしまうつもりです。
UVレジンに固形物が混入していると樹脂タンクの底に張ってあるFEPフィルムを破ってしまったり、最悪、タンク下にある液晶を破損してしまうので、出力後にタンクに残るUVレジンは濾してからボトルに戻す必要があります。
なのでPHOTONが届く前にホームセンターで濾し器を買っておいたのですが、なんと同梱されていました。親切。買っちゃったけど。
必要なものはほとんど同梱されていました。
- 調整で使うレンチ
- プラットフォームから出力物を剥がすヘラ
- レジンの付着を防ぐ手袋
- 予備のネジ
- 予備のFEPフィルム
- マスク
データを作るまでの環境はすでにあるとして、出力までに他に購入の必要があるものはUVレジンくらいです。
出力後には必要なもの、あると良いものはいくつかあります。
- 出力物洗浄用のイソプロピルアルコール
- アルコールでパーツを洗う広めの容器
- 汚れたアルコールを保管する容器
- キムワイプ
- 漏斗
- ガスマスクもしくは換気の良い作業環境
…このくらいでしょうか。
普段仕事で使っているので、機密保持的な意味で出力物は見せられないものばかりなのですが、ボツにした靴裏モールドの写真だけ貼っておきます。
一緒に写っているのはアートナイフではなくデザインナイフです。
こんな細かいモールドもしっかり出し切ってしまうとは…
このレベルの3Dプリンターが10万を大きく切る価格で出てくると、いよいよ時代が変わる気がします。